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Misskey構築の手引き

Misskeyサーバーの構築にご関心をお寄せいただきありがとうございます このガイドではMisskeyのインストール・セットアップ方法について解説します。

英語版もあります - English version also available


1. Misskeyユーザーの作成

Misskeyのrootで実行しない方がよいため、代わりにユーザーを作成します。 Debianの例:

adduser --disabled-password --disabled-login misskey

2. 依存関係をインストールする

これらのソフトウェアをインストール・設定してください:

依存関係 📦

オプション
  • Elasticsearch - 検索機能を向上させるために用います。

3. MongoDBの設定

ルートで:

  1. mongo mongoシェルを起動
  2. use misskey misskeyデータベースを使用
  3. db.users.save( {dummy:"dummy"} ) ダミーデータを書き込みDBを初期化
  4. db.createUser( { user: "misskey", pwd: "<password>", roles: [ { role: "readWrite", db: "misskey" } ] } ) misskeyユーザーを作成
  5. exit mongoシェルを終了

4. Misskeyのインストール

  1. su - misskey misskeyユーザーを使用
  2. git clone -b master git://github.com/syuilo/misskey.git masterブランチからMisskeyレポジトリをクローン
  3. cd misskey misskeyディレクトリに移動
  4. git checkout $(git tag -l | grep -v 'rc[0-9]*$' | sort -V | tail -n 1) 最新のリリースを確認
  5. npm install Misskeyの依存パッケージをインストール

(オプション) reCAPTCHAトークン

reCAPTCHAを有効にする場合、reCAPTCHAトークンを取得する必要があります。 https://www.google.com/recaptcha/intro/ にアクセスしてトークンを取得してください。

(オプション) VAPIDキーペアの生成

ServiceWorkerを有効にする場合、VAPIDキーペアを生成する必要があります:

npm install web-push -g
web-push generate-vapid-keys

5. 設定ファイルを作成する

  1. cp .config/example.yml .config/default.yml .config/example.ymlをコピーし名前をdefault.ymlにする。
  2. default.yml を編集する。

6. Misskeyのビルド

次のコマンドでMisskeyをビルドしてください:

npm run build

Debianをお使いであれば、build-essentialパッケージをインストールする必要があります。

何らかのモジュールでエラーが発生する場合はnode-gypを使ってください:

  1. npm install -g node-gyp
  2. node-gyp configure
  3. node-gyp build
  4. npm run build

7. 以上です!

お疲れ様でした。これでMisskeyを動かす準備は整いました。

通常起動

npm startするだけです。GLHF!

systemdを用いた起動

  1. systemdサービスのファイルを作成: /etc/systemd/system/misskey.service
  2. エディタで開き、以下のコードを貼り付けて保存:
[Unit]
Description=Misskey daemon

[Service]
Type=simple
User=misskey
ExecStart=/usr/bin/npm start
WorkingDirectory=/home/misskey/misskey
TimeoutSec=60
StandardOutput=syslog
StandardError=syslog
SyslogIdentifier=misskey
Restart=always

[Install]
WantedBy=multi-user.target
  1. systemctl daemon-reload ; systemctl enable misskey systemdを再読み込みしmisskeyサービスを有効化
  2. systemctl start misskey misskeyサービスの起動

systemctl status misskeyと入力すると、サービスの状態を調べることができます。

Misskeyを最新バージョンにアップデートする方法:

  1. git fetch
  2. git checkout $(git tag -l | grep -v 'rc[0-9]*$' | sort -V | tail -n 1)
  3. npm install
  4. npm run build

メモリが足りなくてビルドできない場合

Misskeyの(クライアントの)ビルドには、目安として8GBくらいのメモリを必要とします。 VPSなどでビルドする時は、もしかしたらメモリが足りなくなる可能性があります。 そうなった場合、もしVPSではなくあなたのPCが十分なメモリを搭載しているなら、あなたのPC上でビルドし、生成されたファイルをVPSにFTPでアップロードする方法を採ることができます。

  1. あなたのPC上にMisskeyをインストールする
  2. 設定ファイルを用意する。設定ファイルは、サーバーに合わせた設定にします。
  3. npm run webpack
  4. built/client をサーバーにアップロードする
  5. サーバー上で、npm run gulp